MEOで上位表示するための「サイテーション」構築方法
- 2019.03.11
- meo

今回、紹介させていただきますのは、MEO上位表示の基準「サイテーション」についてです。
MEOには様々な対策方法がありますが、googleマイビジネス の情報をきちんと構築し、レビューもコンスタントに集まるようになってきた・・・。
でも、まだライバルに勝つことができない!という状態の時に目をつけるポイントです。
サイテーションの構築についてはまだ一般のビジネスオーナーは手をつけていない部分なので、サイテーション構築をしっかりと行うことで優位性を築くことが可能です。
今回の記事では、サイテーションとはそもそもなんなのか?
具体的にどれぐらサイテーションが必要なのか?
どのようにサイテーションを集めたらいいのか?
といった、サイテーションの集め方について具体的な事例を交えながら解説させていただきます。
サイテーションとは
サイテーションとは直訳すると「言及」です。
ウェブ上であなたのビジネスについて、なにかしら言及された場合、サイテーションが構築されたという見方をします。
言及というのは具体的に「ビジネス名」「電話番号」「住所」「電話番号」が自分のドメイン以外の媒体で紹介された時です。
例えば、趣味でブログを書いている人が最近行った歯医者さんがよかったよーと記事で「●●歯科」と名前つきで投稿があったとします。
この時、特に●●歯科へのリンクが貼られていなかったとしても、言及があった時点で、MEO的に良い評価がつきます。
アメリカの有名なMOZという会社の調査によると、上位表示の要素のうち11%を占める要素となっています。
MOZのlocalseoランキングファクター調査【英語】
具体的なサイテーションの例
なんとなくイメージはつくかと思いますが、よりイメージを明確化するためにサイテーションのパターンとそれぞれの具体例を紹介します。
まずサイテーションのパターンとして「ディレクトリ型」と「非ディレクトリ型」の2つがあります。
ディレクトリ型というのは、地域の情報が綺麗に整理整頓されている状態のサイトで、イメージとしてはオンラインの電話帳のようなものです。
という感じで、引き出しのような感じでどんどん細かい情報にアクセスされるというような構築です。
食べログとかホットペッパービューティーといったポータルサイトや、オンライン電話帳のyahooロコ、iタウンページがディレクトリ型に当たります。
非ディレクトリ型は情報が、分散されているサイテーションの形です。
例えばツイッター上で名前がつぶやかれたり、個人のブログで記述されていたりと様々な形態があります。
他にも地域の情報を集めたポータルサイトなんかで、「●●が新規オープン!!」といった形で紹介されたりなどの形があります。
こんな感じですね。
このように紹介されると、サイテーションが構築されていきます。
ライバルに勝つにはサイテーションはどれぐらい必要なの?
上位表示に必要なサイテーションの必要な量は何個です。と断言はできません。
ただ、上位表示というのはあくまでも相対評価です。
色々な上位表示の基準で、競合他社がどの要素でどれぐらい評価があるのか?
によって、必要な量が異なってきます。
ライバルがサイテーション30個集めていたとしたら、30個以上サイテーションを構築する必要があります。
なので、やみくもにサイテーションを集めるというよりも、しっかりとライバルの情報をベンチマークして、効率的にMEOを行なっていく必要があります。
ライバルサイトのサイテーションの調査方法
では早速、ライバルがどれぐらいサイテーションを集めているのかチェックする方法を紹介します。
チェック方法は主に2つ方法があり、一つは時間がかかるけど無料でできる方法、もう一つは時間がかからないけど有料の方法です。
無料でできるサイテーション調査方法
twitter検索で””でビジネス名を囲って検索する。
“”で囲うことで完全に囲ったワードと同じキーワードで検索されます。
囲っていないと勝手に、単語を分解したり、表記揺れで別のビジネスが引っかかるので、必須です。
これらの方法で検索を行い、一つずつチェックしていきます。
もしビジネス名がカタカナ、英語表記の場合は面倒ですが、「全角カタカナ」「半角カタカナ」「全角英語」「半角英語」表記で調べてください。
無償で、サイテーションの情報を提供させていただきますのでお気軽に問い合わせフォームからご連絡ください。
有料ツールを利用したサイテーションの調査方法
有料ツールは色々とありますが、今回は「ahrefs」を活用した調査方法を紹介させていただきます。
ahrefsは基本的にはSEOの調査ツールなのですが、サイテーションを調査する際にも活用できます。
まず、サイトエクスプローラーでURL一致で調査をかけます。
調査結果が出たら、次は左側のリストから「アンカーテキスト」をクリックします。
すると、調査をかけたURLに対してどういったアンカーテキストでリンクされているか?一覧が表示されます。
このうち、サイテーションに多く使われるアンカーテキストは
「URL」
「ビジネス名」
「ビジネス名はこちら」
「こちら」
などが多く使われれています。
これらのキーワードの右側にある「Details」をクリックし、「Referring domains」をクリックします。
すると、サイテーションされているサイトのドメイン一覧が抽出できます。
ahrefsを活用した調査方法は、5分とかからずに調査が完了できるので競合サイトを2個3個と調査することができます。
種類別サイテーションの集め方
ライバルがどのサイトでどれぐらいサイテーションを稼いでいるかがわかったら次は、あなたのビジネスにサイテーションを構築していきましょう。
ディレクトリ型サイテーション
まずはディレクトリ型サイテーションです。
ディレクトリ型の場合、登録するビジネスを募集していることがほとんどです。
有料であったり、無料だったりするので一つ一つチェックしながら登録してください。
サイテーションを構築したいという意味では無料でも全く問題はありません。
ただし、注意点として質の低いディレクトリ型サイトに登録しすぎるとSEO上評価を落としてしまう可能性があります。
しっかりと運営状態を検証して、これは外部リンクを送るためだけに作られたサイトっぽいなというサイトは避けてください。
非ディレクトリ型サイテーション
非ディレクトリ型サイテーションについてはサイテーション構築はこれといった特定の方法は存在しません。
地域ニュースを提供しているポータルサイトであれば、メールなどで問い合わせてみて掲載していただくよう依頼をする(もちろん、相手にとってメリットとなる情報提供はしっかりしましょう)。
「●●市のおすすめ3選」
という記事であれば、もしよかったらうちのもどうでしょうか・・・?的な感じで問い合わせてみると、その記事ズバリではなくても今後何かのきっかけで取り上げてもらえるかもしれません。
- ディレクトリ型はライバルに差を開けられないように登録
- ディレクトリ型は質の低いものは目視で確認し、登録しない
- ライバルと差が着くのは、非ディレクトリ型サイテーション
- 非ディレクトリ型サイテーションは絶対的な方法はなく、コツコツ続けていく。
まとめ
ライバルに差をつけるためにサイテーションを構築していきましょう。
競合と差をつけるには非ディレクトリ型サイテーションをどれだけ構築できるかが重要になってきます。
というのも現状、まだ日本ではMEOと呼ばれているぐらいで、具体的なノウハウについてはまだまだブラックボックスです。
数年前までSEOの情報もあまり充実していませんでしたが、今やSEOなんて結構な人が知っていて世の中にもたくさん情報がある状態ですよね。
今後MEOも、もしかしたらアメリカで浸透している「ローカルSEO」としてより浸透するかもしれません。
知名度が上がってくると、上記のディレクトリ型のサイテーションは登録がしやすいので優位性が築きにくいので、この構築しにくい非ディレクトリ型サイテーションが重要になってきます。
サイテーションの構築はしっかりと、googleマイビジネス情報が充実したあとで行うべき施策です。
googleマイビジネスの設定するべきポイントについてしっかりと行なった後でないと効果が半減してしまいます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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