Web業界未経験の方がインハウスデザイナーとして、2つの就職するために大切なこと

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この記事では「Web業界未経験の方がインハウスデザイナーとして、就職するために大切なこと」採用側としてできるだけ具体的に紹介していきます。

業界未経験で、違う職業についていたけど一念発起して「オンラインスクールorオフラインスクール」に通ってみて、いざ「インハウスデザイナー」になりたい!

と、思ったけど今までの枠組みだと「デザイン系の学校」→「デザイン制作会社」という流れが主流なので、周りにも情報が少なくってどうしたらいいのか迷いますよね。

なんとなく、今までの職務経歴にプラスして、スクールで作った作品集を作っただけ。という対策に終始している方が多いと思います。

もちろんそれでも、今はウェブ業界は人材難なので採用が決まってしまう環境ではあります。
でもそのほとんどが、「全く即戦力としてではなくって、とりあえず安い賃金で採用して、使ってみる」っていうパターンの採用が多いと思いんですよね。
どうしてもなかなか1クリエイターとして最初から採用してもらえることって少ないです。

でもそれって実は自分の売り込み方を変えれば解決できる問題なんです。

そこで今回は、インハウスデザイナーを採用する側の目線から「どういうことを考えているのか?」ということや、「具体的な」アピールの仕方を紹介したいと思います。

この記事を読んでもらえれば、ある程度社会人経験もしたのに、今から0からの新人扱いではなく、きちんと1クリエイターとしてみてもらえる可能性がぐっと高くなります。

それでは、「未経験でもWeb系インハウスデザイナーになれる方法」を具体的に紹介していきますね。

ポートフォリオのクオリティを徹底的に上げる

オフィスワーカーとして、仕事をするのと大きく違うのが「ポートフォリオ」がめちゃくちゃ重要というポイントは胸に刻んでください。

オフィスワークだと今までの実績を文章や口頭の説明で、説明がつきますがデザイナーは口では作品を説明することはできません。
(作品の背景とか、作品自体ではない部分は説明できますが)

クリエイターとしてこの人はどういうレベルにあるのか?ということがポートフォリオから伝わってきます。
なのでまずポートフォリオが適当だと1000%落ちます。

具体的なポートフォリオの構成

まずは、ポートフォリオの構成について紹介します。

ポートフォリオとして必要な構成要素は

  1. 表紙
  2. 自己紹介
  3. メイン作品
  4. サブ作品

この4つです。
ボリュームとしてはだいたい10〜20ページぐらいです。
(どこに何ページ?というのは後で書きます)

ちなみに自分は事前にポートフォリオに目を通すときは、5分から10分ぐらいで見ます。

なので、細かく文章を書いても全てが読まれるわけではないので、「パッと見たときに伝えたい内容が伝わる」ように見出しやフォントのサイズなどで調整しましょう。

全てが見られないけど、どこを重点的に見られてもいいようにきっちりと作りましょう。

ポートフォリオには3つの視点をきちんと入れましょう

ポートフォリオで見られるのは「あなた」と「他人」と「企業」をどのように見ているのか?という点です。

これら3つの視点をポートフォリオに入れると、あなたのポートフォリオは輝きます。

「結局あなたはどういう人なの?」
「どういうスキルを持っているの?」
「他人とどう違う視点を持っているの?」
「この分野にあったデザインができるの?」

といった分析ができているのか?を見返してみましょう。

見落としがちな重要なポイントは「企業目線」です。

企業が求めている人材がどういうものなのか?によって、先ほど紹介した構成要素のボリュームは変えるのがベストです。

パターン例としては

「作品の多様性がアピールできるもの」→サブ作品を多めに

「人間性がアピールできるもの」→自己紹介、作品紹介を多めに

「技術力がアピールできるもの」→どういう技術が込められているのかの紹介を多めに

「1プロジェクトでどういうユニークが出せるのかアピールできるもの」→プロジェクトの全体に対してどのように関わったのかの説明を多めに

といったように、求めていることとアピールできることがマッチするようにポートフォリオを作成しましょう。
器用な人であれば、あらかじめ何パターンか作っておき、状況に応じて対応できるようにしておいてください。

もし「これしかできない」という方であれば、「これ」がしっかりと刺さるようにブラッシュアップをしまくりましょう。

この部分については、どれがベストというのはありません。

イケてないポートフォリオの例

「具体的じゃないじゃない」という方のために、具体的に「イケてないポートフォリオ」を紹介させていただきます。

誤字脱字・リンク切れが多い

デザイナーはどうみられるのか?に徹底的にこだわれる人の職業だと思います。

なのでまず誤字脱字、リンク切れが多いと「どう見られるかを意識できていない(=デザイナーとして能力がない)」と判断されてしまいます。

オンラインで見ることができない

また、製作物がオンラインで見られないというのも、ほぼアウトです。

ウェブ業界を志しているのに、オンラインでポートフォリオを見られるようにしていないというだけで「あ、この人ウェブの重要性とか便利さを全く理解していないな」と受け取ります。

もし権利の問題でオンラインに掲載は不可能でも、せめてローカルにデータを落としておいて、ファイル共有などで共有するぐらいの対策は打たないといけません。

ポートフォリオがクリアしたら人物評価をクリアする

ポートフォリオをきちんと見られることを意識して、自分の考えやビジョンが共有できるようになったら、次は書類選考・面接対策です。

採用募集をしている企業にもよりますが、インハウスで働こうとする場合面接官がデザインのことがあまりわからない人がいます。

そんな人は、デザインでは判断できないので人物面で評価しようとします。
パターンとしてよくあるのが一人はデザイン面をチェックして、もう一人が人物面をチェックするというようなパターンですね。

志望するまでのストーリーを構築する

いきなり志望理由とか、強み弱みを作り出す人がいますが、あまり得策ではありません。
面接では「欲しいかどうか?」を判断して、「本当かどうか?」を確かめる。

というステップを踏みます。世の中の購買ステップと同じです。

欲しいかどうかは、「ストーリー」で、本当かどうかは「強み弱みとかの個別の要素」で確かめられます。

なので、ストーリーが不在だとそもそも確かめるべき要素がないので、面接が上滑りしてしまうのです。

別に欲しくもないシャンプーに「これはパラペンフリーなんです!!」「徹底的に無添加なんです!!!」って最初に伝えたところで「あーそうなん」となってしまうだけですよね。

なので、「未経験なのに、一念発起してインハウスデザイナーになる」ことを決めたストーリーが必要なんです。

ストーリーということで押さえておくべきポイントは「起承転結」があるかどうか。
もしあなたが伝わるストーリーがある人はフォーマットにこだわる必要はありませんが、そうでなければ一番作りやすくて聞いててわかりやすいフォーマットで作ってみましょう。

  • 今までの経歴(起)
  • 経歴の中で得た経験など(承)
  • それらから大きくキャリアチェンジするに至った理由(転)
  • 今なぜ志望先の企業でなければならないのか(結)

と風にストーリーを構築しましょう。

特に欠けやすいのは「転」の部分と「結」の部分です。この部分がないのに、個別要素でアピールされてもまだストーリーが刺さっていないので、面接官も上の空です。

キャリアチェンジする納得できるストーリーを作り込む

「転」の部分は一番重要な部分です。あなたの今後のビジョンや価値観が強烈に共有することができるパートです。

歌でいうところのサビの部分。サビの部分なのに、めちゃくちゃ適当に理由をつけている人がとても多いです。

「スキルアップのために・・・」
「ウェブが重要だと思ったので・・・」

こんなのは正直聞き飽いています。

スキルアップは、世の中の多くの人がやっています。
ウェブの重要性にはインターネットを使う人全員が気がついています。

こんなストーリーだとあなたという人間が一切理解できないんです。

「どういう理由でこうこういう理由でスキルアップをしたかった」

とか

「今までの経歴の中でウェブがこういう理由で重要だと思った。」

とか具体的にしてください。理由についてはなるべく会社の理念やビジョンに沿ったものを用意しておくと刺さりやすいです。

志望するに至ったビジョンを共有する

キャリアチェンジする理由で、あなたのビジョンが共有できたら次は「志望理由」で、志望先の企業であなたのビジョンが達成可能なのかどうかをアピールしてください。

抑えるべきポイントは

  • 志望先の企業でどのように達成できるのか?
  • 現状でそれは達成できないのかどうか?

の二つです。

志望先の企業でどのように達成できるのか具体的に企業を知っていて、それに対して準備ができているのか?という点を見られます。

また見落としがちですが、現状でそれは達成できないのかどうか?というポイントもチェック項目です。

あとは良いところが再現性があって、悪いところは再現性がないかどうかの確認

ここまでストーリーをしっかり作れて、納得できるものであれば、あとは正直簡単です。

その後の質問は「良い部分が再現性があるのかどうか?」
というポイントと
「悪い理由(例えば退職理由)などが、再現性がないかどうか?というポイントを抑えるための質問です。

なので質問されたらどちらの意図に属しているのか?をまずは見極めましょう。

「良いことの再現性」だなと感じたら頭の中で「〜〜なので、入社後も同じことが起きます。」という文章に繋がるように回答してください。なんなら最後まで言ってしまってもいいです

「悪いことの不再現性」だなと感じたら「〜〜なので、入社後は同じことは起きません。」という文章につなげてください。

ダメな志望動機ストーリーの例

とりあえず職業訓練校に通ったことしかわからない人

かなり多いパターンです。

おそらく授業の中で製作したトップページが簡単に作成されたウェブページをポートフォリオに「前職の中でウェブの重要性に気がつき、職業訓練校でウェブの知識を学びました」というお決まりの言葉がセットです。

もちろん、重要性に気がついて職業訓練校で学ぶこと自体は否定しません。
むしろきちんと自分で考えて行動できる点は尊敬できるなと素直に感じます。

ただ、あなたが戦っているのは「学生のうちからウェブの重要性に気がついていて、数年間デザインの基礎からしっかりと学んでアウトプットしてきている」人が相手です。

「ウェブの重要性に気がつきました」だけだと、「気がつくの遅くない??」となります。
さらに「それって今めっちゃ外注できるし、別にあなたが作る必要性ってないですよね?」となってしまいます。

あなただからこそ言える、ユニークな「ウェブの重要性への気づき」と、それを「あなたが解決しなければならない理由」は用意しておく必要性があります。

スキルアップのためにやめましたパターン

「スキルアップのために、前職をやめました。」

これなぜか言う人が多いです。どこかでこう言えという指南書でもあるのでしょうか?

先ほども書きましたが、スキルアップをしようと頑張っている人はとても多いです。
方向性は全く否定しませんが、「やめる必然性」があるのかどうか?同じことが転職後に起きないのか?はきちんと伝えてください。

「毎日終電なので」パターン

  • 土日などの休みの日ではダメなの?
  • 終電まで残るような効率の悪い仕事をしていたの?
  • (既に退職している場合)辞めてから時間ができて今やっていることは?
  • 他にも前のやつと合わせて「辞めて、スクールに通っている」パターンです。
    スクールに通っているのは凄いことだと思います。

    ただ、辞めてまで身につけたスキルがHTML、CSSぐらいの人が多いです。
    HTML、CSSは片手間で2週間〜1ヶ月もあれば習得できます。

    ここらへんはポートフォリオとも関わる部分なので、ポートフォリオでしっかりと見せてください。

    まとめ

    なかなか未経験でインハウスになるのは難しいのですが、上で紹介したしっかりとしたポートフォリオと、志望ストーリーがあれば不可能ではありません。

    実際、これらの要素は面接の時だけではなくって仕事を進めていく上で説明する力や、作品を提案する力でもあります。

    ぜひしっかりと対策して、希望のウェブデザイナーになってください。