書籍レビュー「モチベーション大百科」自分や他人のやる気をコントロールしたい人におすすめです

書籍レビュー「モチベーション大百科」自分や他人のやる気をコントロールしたい人におすすめです


今回は書籍レビューをさせていただきます。

今回選ばせていただいたのはサンクチュアリ出版から「モチベーション大百科」です。

以前からマーケティングなどの行動心理を勉強したいなと思っていました。
ウェブライティングを身につける段階で、「これはこう伝えた方がいい」という個別論はちょこちょこつまみ食いしていたのですが、いつか「こんなのって全部でどんなのがあるのかな?」って思ってました。

結構こういう心理学的な本ってなかなか見つけにくいんですよね。ガチの心理学で探すと臨床心理学とかの本になってしまったり、マーケティングの本で行くと個人の経験則から導き出された「それ一般化できるの?エビデンス少なくね?」っていう本が結構多かったので。

今回紹介するモチベーション大百科は、文献が古いものもありますが一応全ての理屈は実験データから導き出された結論が乗っていますので、まさに求めていた本だったというわけです。

では、早速紹介させていただきます!!

モチベーション大百科ってどんな本なの?

先ほども簡単に説明しましたが、モチベーション大百科は行動に至るまでの心理学的な実験で出た結論を伝えてくれる本です。

たとえば、p182の「分析病の罠」というチャプター。

2つのチームで実験を行なって、一つのチームにはめちゃくちゃ冷たい水の中にできるだけ長く手を入れるという行動をしてもらい、もう一つのチームには水とは無関係な「好きなTシャツ」とか、「ペンの色」などいろんな選択をさせてから水に手を入れる行動をさせました。

違いは水に手を入れる前にいろんな分析や選択をしたかしていないかの違いです。

この実験では最初のなにも考えずに手を入れた方が、長く水の中に手を入れられたというデータが残っています。

つまり、行動をする前に分析や選択をしてしまうと、行動力(この場合は継続力ですね)が鈍ってしまうということです。

というような内容が載っています。これはミネソタ大学キャサリンボスの実験データだそうです。

こんな内容が見開き2ページでまとまってて、240ページぐらいあります。コストパフォーマンスがめちゃ高い。

モチベーション大百科の良かった点

なんとなく経験則で、こうしたら成功するよねとか、モチベーション保てるよね?っていうのがあったんですけど、人に伝えるときに「これ本当に一般化できる理屈なのかな?」って感じで、どこか自分の考えを押し付けるようでブレーキがかかってました。

でもこの本を読むことで自分の中の経験則が、実際に一般化できるのかどうかってのが理解できました。自分の中での経験則が原理原則と結びついて、体系化できた感じです。

それともう一方では、実証データと反する経験則ってのも結構あったので、これは自分の場合に当てはまるだけで人には当てはまらない場合があるんだなっていう気づきにも繋がっています。

僕の事業の一部はアフィリエイトです。アフィリエイトって要は人の行動を変えてもらうことなので、このズレを認識できるというのは非常にありがたいです。

モチベーション大百科でもっと欲しかったもの

これは本のコンセプトからしたらしょうがないんですが、実証データから導き出した答えってのがあるんですが、本当にこれそう言い切れるの?っていうのもあったのも確か。

コンセプト的には深い込み入った話はしないで、結論だけ見せるものなので詳しく知りたかったら文献当たってねという感じでした。
でもきちんとソースを全てに入れてくれてるのはすごく納得感があります。

こういう基礎理論の焼き直しで、手法を教えてくれる本はあるのですが、きちんと文献を提示してくれているので気になったら深掘りできるのがすごく良い。

まとめ

まずアフィリエイトをやっている人には絶対おすすめです。

アフィリエイトだけではなくって、自分のモチベーションをあげるための手法を知りたい人だったり、人に影響を与えたい人は一読しておいて損はないと思います。
かなり文章もやわらかく、2時間ぐらいで読み終えてしまいますし、目次からきになるポイントだけピックアップして読むといったwikipedia的な使い方もおすすめです。